農業用フィルムはリサイクルに適した優れた素材です。農ビはメーカーの違いや商品名の違っていても主材料はほぼ同じでマテリアルリサイクルしやすいのが特徴で、昭和40年代からリサイクルされております。又、農PO農ポリなどポリオレフィンフィルムは化石燃料と同等の熱量があり、セメント工場や製紙工場、発電所の燃料代替えに利用されております。輸出もされていますが、2017年中国廃プラ輸入禁止、東南アジア諸国も規制され、リサイクル率への影響が懸念されていました。 前回(2018年4月から2019年3月)農業用廃プラ全体の排出量は10.7万t、リサイクル率74.5%に対し今回(2020年4月から2021年3月)は排出量は10.1万tと少し減少、リサイクル率も72.6%と少し下がっています。ポリについては2021年1月からのバーゼル輸出基準の厳格化された後も基準に合致して輸出は継続されていますが、農ビはフラフの輸出はできなくなりました。
※第3セクター処理設備で基本的に県内の廃プラのみ処理、(公社)山梨県農業用廃プラスチック処理センターは処理をやめ、積み替え保管施設となっています
以上の他、各都道府県協議会へ問い合わせやインターネットで産廃情報ネット(財)産業廃棄物処理事業振興財団のページを検索してください。又、都道府県によっては、ホームページで環境部局等に処理業者を掲載している場合もあります。